bridle smoke boots

2012 Autumn/Winter

Number LB1201
Product

bridle smoke boots

Color Bridle
Quality bridle leather
Price 79,800(tax in)
Detail

ベルギー産のブライドルレザーを使用したワークブーツ。ソールにはグリップ力に優れ、耐摩耗性も高いビブラムソールの#1100を使用。さらにグットイヤーウェルト製法にて仕上げてある。サイドアッパーにはTALONファスナーを切り替えのように配置し脱着も容易となっている。トゥの形には通称“おでこ型”を採用。経年変化により増すブライドルレザーの輝きを存分に楽しむ事のできる、屈強な作りの本格的な1品。

Material

タンネリー・マシュア社のブライドルレザーを使用。タンナーの創業は1875年、130年以上の歴史を持ちベジタブルタンネイジ(植物なめし)にて牛革(カウハイド)を世界に提供している。ブライドルレザーとは牛革の皮革をナチュラル・タンニンなめしでなめされ、蜜ロウ、植物性油などのワックス(簡単に言うとロウソクのロウみたいなもの)を最終段階でアイロンや手などで革の表面に塗り込んだもの。このブライドルレザーを作るのには、長いものでは1年半もの期間が掛かり、皮革自体も非常に貴重(ブライドルレザー伝統のタンナーでしか良いものは作れない)なもの。もともとブライドルレザー(ブライドルとは馬具のこと)とは、馬具(手綱類)としてヨーロッパで生まれた革のことで、強い耐久性が求められそれをこの革が現実のものにした。その堅牢さと美しい光沢が特徴。ブライドルレザー特有の革の表面に浮いている白い粉は、Bloom(ブルーム)と呼ばれる蜜ロウ、タロー植物性油などのワックスによるもの。これは革にしみこませた蝋が少しずつ表面にでてきたもので、ブライドルレザーの証。使い込むにつれて蝋及び油分の染み込み、あたり感により独特なエイジング(色、艶の変化)された風合いが浮き出る。
グッドイヤーウェルト製法を使用。ハンドソーン・ウェルテッドと呼ばれる手縫いの製法を元に、米国のチャールズ・グッドイヤー2世がそれを機械化し確立した方法。中底に貼り付けられたテープのリブと呼ばれる部分に甲革、裏革と細革と呼ばれる細い帯状の革(ウェルト)を縫い付け(掬い縫い)、その細革とソールと縫合する(出し縫い)。ソールと甲革が直接縫い付けられていないため(複式縫い)、ソールが磨り減った場合はオールソールと呼ばれる靴底全体を新たなものに付け替える修理が可能である。歩行性・緩衝性に優れ、また長時間着用を続けるための通気性も優れている。長期間使用していると、内臓されたコルクが沈み込み、使用者の足の形に変形するため、独特のフィット感が生まれる。

COLLECTION

2012 Autumn/Winter