ACANTHUS

drizzler jacket

原皮は厳選された等級の高いスペイン原皮素材のラムエントロフィーノ使用。気温・湿度も心地よく、高所による所以か皮に傷やダメージを与える原因である虫が少ないのも特徴。また皮に傷がつきにくい工夫された屋内飼育をしている。こういった地域による特性と人為的な環境が相まって、最高級の皮を生み出している。革の特徴においてはウールとヘアーの中間に位置する特徴を持ち、仕上がりは顔料仕上げにして綺麗に整い水染めにしても傷や色むらは少なく、ラム革の最高峰と言える。仕上げ色付けはパキスタンにて行いアニリン染め（合成染料）で染め上げてからガゼイン仕上げにより質の高い表面感があり、かつ自然な風合いも併せ持っている。

クラシックなデザインのドリズラーJKT。小雨・霧雨（drizzle）時にアウターに羽織る1940年代に登場した薄手のスポーツ用ジャケット名称である。そのクラシックなモデルをパターンにてシルエットを細みで美しく修正。リブも独自で編みたてたオリジナルリブを採用。身頃裏地にはタータンチェック生地、袖裏にはベンベルグキュプラ生地を使用。釦には水牛釦、ファスナーにはTALON社製の物を使用している。フロントのファスナー横、背中のレインショルダーには1番手によるハンドステッチが施されている。クラシックなデザインと拘りの詰まった1着。