ACANTHUS

sports riders

国内にて鞣しを施した牛革。鞣しの工程段階にて従来の鞣しより少しだけ時間を少なくし、革に若干の固さを持たせ、更に、合成タンニンに含入により自然な硬さの中にしなやかさも兼ね備えた革に仕上げている。最後に表面を軽くアイロンで吟先を整えて仕上げている為、着古すほどに表情が増し価値の出てくる牛革。

国産の牛革を贅沢に使用したスポーツジャケット。まだスポーツに対して決められた着用服が無かった1930年代に主に乗馬など全般的なスポーツの際に着用されていたスポーツJKT。現在では一般的になったライダースJKTの形の原型とも言われている。当時はウール素材の物が多かった中、ACANTHUSではオールレザーで製作。ファスナーにはTALON社製の物を使用。身頃裏地には職人による天然染めのコットン生地、袖には極僅かに目立つ迷彩柄の滑りの良いポリエステル生地を使用している。肩の縫い目には0番手の極太糸にて職人の手作業によるハシゴステッチを施している。シルエットは現代的に改良し、長年レザーを縫い続けている日本の職人の手で完成した、着込む毎に風合いを増す1着。