ACANTHUS

bulster

1911年創業のバルスター（Valstar）が1935年に作ったバルスタリーノ（Valstarino）というブルゾンがその起源とされている。またアメリカ軍のA-2、そのさら前身にあたるＡ－１ともほぼ同じ形とされているが基本的にはドライバースJKTである。そのクラシックなモデルをパターンにてシルエットを細みで美しく、サイドからも手を入れる事のできる脇ポケットを追加し、切り替えを加え実用的に進化させた。今回リブにはコットン系のしっかりとした生地感の物を使用し、襟元のシルエットがが美しく保たれるように考慮。前回同様見返しには形状をしっかりと保つために同色系の表面のレザーを配置しデザインにもアクセントを加えている。素材、デザインと共に拘ったモデル。

素材のレザーには、ディアスプリットスウェードを使用。原皮は北米産で、ネイティブディアを狩猟によって捕獲された物を使用している。牛革のスプリットを比較すると、非常に軽く、しなやかでソフトに仕上がっている。その中から小判で小さな皮革をセレクションする事により、ナッパと同様で滑らかで吸い付くようにしなやかな表情を持つ。表面の何ともいえない毛羽感が絶妙で、カジュアルにもドレスにも対応でくるスウェード。